青汁の生活習慣病への効果を管理栄養士が教えます

飽食時代の今、私たちが一番気をつけなければならない生活習慣病。健康診断の日が近づくに連れて肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症の文字が頭を過ります。生活習慣病は偏った食生活や運動不足など様々な要因が考えられますが、青汁にはこの生活習慣病を引き起こしてしまう原因を改善してくれる働きがあります。

便秘の解消

 

野菜の不足した偏った食生活を送っていると排便がうまくいかなくなり便秘を引き起こしてしまい、便秘によって老廃物や脂肪が蓄積されていきます。その結果肥満や高脂血症を引き起こしてしまうのです。

そこで青汁の食物繊維の出番です。青汁にはたくさんの食物繊維が含まれています。腸内の老廃物をからめとり排出する手助けをしてくれます。また、食物繊維は腸内で発酵して腸内細菌の餌になるので、腸内環境を整える手助けもしてくれます。

血液サラサラ効果

 

食物繊維は便秘だけでなくドロドロ血液にも効果があります。食物繊維の排出効果で血中のコレステロール中性脂肪を排出してサラサラの血液にしてくれるので血管が傷ついたり詰まってしまうのを防ぐことが出来ます。

血糖値と食べ過ぎ防止

 

食前に青汁を摂ることで血糖値の上昇を穏やかにしてくれるので血糖コントロールにも役立ちますし、満腹感を得ることが出来るので食べ過ぎも抑えることが出来ます。また、余分な脂質の吸収を抑えてくれる働きもあります。

バランスの良い食事を

 

このように青汁は身体の中で生活習慣病の原因を作らないように働いてくれます。しかし、青汁だけに頼ってしまっては栄養バランスが崩れてしまい不健康な身体になってしまいます。バランスの良い食事を心がけて足りない分を青汁から摂る、といったスタンスで考えると良いかもしれません。